マンガ 夕暮れタイムリープガール

【制作秘話】夕暮れタイムリープガール 

この話を思いついたきっかけ。

このマンガのきっかけとなった絵。
上野公園で散歩してたら中にある神社にたまたま立ち寄りまして。

 

そこで写真を撮って、

 

 

写真をもとに背景を描いたんです。

 

 

この神社にどんなキャラクターがいたらエモいかな〜?と想像をして

女子高生を描きました。

 

 

その女子高生に何を言わせたらドキッとするかな?と考えて、

思わせぶりなタイムリープ告白のセリフを考えました。

それが1話のタイトルのこの絵。

 

 

セリフと絵が決まったら、なんだか続きの話を考えたくなってきました。

 

タイムリープは思わせぶりな嘘

「タイムリープしてきた奥さん」というのはそもそも女子高生アカリの「思わせぶりな告白(つまり、嘘)」だとすれば、「実はタイムリープしていない」という話になります。

「タイムリープしていない」ってどうやって証明しよう?と考えた時、
「このセリフの相手が実は時間跳躍者で、タイムリープしていないことをわかっている」というアイデアを思いつきました。

 

相手役男子高校生サトル誕生。

 

 

時間跳躍をする第3のキャラクター

ただ、それだと、「時かけ」になってしまう!笑
時間跳躍者は新たなキャラクターに担わせることに。
それがこのタロウ。

 

とにもかくにも、男子高生サトルに時間跳躍者の手助けを与えることによってサトルは「なにかを成さねばならない」キャラになりました。

 

サトルの目的は「アカリのセリフを否定する」こと

その答えは最初の絵のアンチテーゼ。
「告白を思わせぶりにすることの否定」になります。

思わせぶりな告白を時間跳躍によって変えなければ何かが起こる話にするなら、
男子高生サトルがそこまでして行動する理由は

アカリが悲しむ」ということでありかつ「理不尽」なものでなければならない。

そのために「喧嘩別れと孤独死」
という悲劇にしました。いやですねぇ。作者のエゴですね。笑

 

そして、「喧嘩別れと孤独死」これを防ぐために時間跳躍者タロウがこの時代に来た目的も紐付いていなければいけないのです。

 

タロウは悲劇によって悲しい思いをする

「曖昧な告白」が引き起こすバタフライエフェクトがサトルの死を招くように

サトルの死もまた、あらたなバタフライエフェクトを引き起こします。

でなければ、なぜタロウが過去に来たのか、その理由を作れません。

 

それは、タロウが円満な家庭で育てなかったことを原因としました。

タロウは15歳の設定ですが、未来パトロール隊員とかいう謎の免許を持っている超頭のいい子。ぶっ飛んだ設定にしちゃいましたw

 

この悲しさは1話のこのシーンに伏線があります。

サトル自体は家庭円満を望んでいますが、

自分の態度で家族が崩壊するかもしれないことを認識させなければいけません。

自分が本来いる時代では直接会ったことがない自分のおじいちゃんに

すこし憎い気持ちと、少し嬉しい気持ちが見え隠れするように

描きたいと思いました。

そのへんは15歳っぽくしたかった。

といっても、全体的に大人ですね、タロウ。

 

未来を変える=自分が消える覚悟

この結末は最後まで悩みましたが、

タロウを描くたびに、彼の表情に「覚悟」のようなものを宿して描いていたような気がしたのです。15歳で過去に飛び、指令を出す彼は、きっと想像よりずっと過酷で重い覚悟を背負ってきているのではないか、と。

そのきっかけはおばあちゃんが悲しんでいたこと。

できればその悲しみを根元から断ちたい。

だとすれば、世界そのものを改変するほどの強く狂気的な意志の存在として描くことにしました。

 

生きること=つぐないと約束

サトルはタロウが来た目的すべてを知っているわけではありません。

ただ、曖昧な態度を続け、自分が死ぬことで、「アカリが悲しむ」ことは

知ることができました。

ですから、サトルは「生きること」が「つぐない」であり、

タロウとまた出会うための「唯一の手段」なのです。

そして「生きる」ためには「アカリを誠実に愛すること」が求められます。

サトルの人生もまた、ここからはじまる。

その姿をエンディングにしました。

 

連想でマンガを作る。

街ブラ→景色→キャラクター→セリフ→ストーリー

と、連想ゲームのようにおでかけがマンガになりました。

この手法、個人的にはすごく楽しいので、今後も続けていきます。

 

実はもう新しい話を3つ考えていますよ。

お話がまとまるまで、ちょっとまっててね。

それでは、次のお話にどうぞご期待ください!

 

 

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